目標設定のコツ業務改革・業務効率化の目標って、どのように決めると良いでしょうか?

目安で効率化目標20%とか、30%とか?
なにか違う気がしませんか?

本当に業績アップに使える目標設定の方法を書きます。

本当の目標は利益

当たり前の話ですが、業務を効率化するのは、利益を増やすためです。

業務効率化して、利益が減ったら、本末転倒です。

しかし、
いざ、効率化目標30%などとして、業務改革を進めると、
経費をカットすることが目的になってしまって
結果的に、長い目で見ると、売上げが落ちて、
カットした経費以上に粗利が減って、
利益が減る。。

なにか間違っていますよね。

ほとんどの会社は、手段が目的化してしまう

全社効率化目標30%とすると、
その数字がそのまま各部門に落ちて、
どの部門も一律30%(の経費)カットが目標になって、
個人レベルでは、とにかく経費をカットすることが目的になってしまう。

業務効率化というのは、利益を増やすための手段であるのに、
それ自体が目的になってしまうのです。

更に、効率化とは、
同じ時間やコストで、より多くの仕事をこなせるようにすることなのに、
経費カットに、すり替わってしまうのです。

こういう事例を、何度も見てきました。
もはや、特定の事例というよりも、ほとんどの会社にあてはまるような気がします。

更に、経費カットのメインは、人件費となり、

更に、なぜか、会社の核となるべき人材を減らしてしまう、、
営業会社なら、営業マンが減り、
開発会社なら、開発要員が営業に転属になり、

会社の競争力が落ちてしまう。

業務効率化の「失敗」事例です。

利益をあげようという強い意志を、社員が持てるようにする

ある会社で、業績アップにつながる業務効率化に成功した目標設定の方法を紹介します。

まず最初に、社員の意識を、会社の利益に向けるのです。

会社が儲かったら、社員も儲かる(所得が上がる)
ということを、
業務改革の目標に組み込むのです。

業務改革・業務効率化のプロジェクトを立ち上げる際に、
まず、プロジェクトメンバーに、
・到達したいゴール=得たい所得と、
・その所得を得るために必要な会社の利益
を考えてもらいます。

その利益を達成するための方法論として、
どの業務をどのように効率化して、どんな売上、粗利を得るか
業務改革の設計図を(徹底的に知恵を絞って)考えてもらいます。

そうすることで、
部門の目標は一律30%の経費カットなどではなく、
工場であれば機械の稼働率10%アップ、
営業であれば、成約率10%アップ、
仕入部門なら、リベート5%増、
といった業績アップにつながる効率化目標がでてきます。

経費カットは足し算(引き算)の結果しかでませんが、
こういう施策は掛け算で効いてきますので、
大きな効果が期待できます。

社員と会社は運命共同体

目標を考える際に、必ず、直面するジレンマがあります。

社員の所得を増やすと、人件費=経費が増えて、会社の利益が減る。
会社の利益を増やすために人件費を抑える。。

会社と社員とで、一つのパイを奪い合う=労使の対立、という構図です。
これに陥ってはなりません。

業務効率化の目標を設定する際に、
パイを奪い合うのではなく、パイを大きくする方法論をセットで考えることが、
社員の幸せ=会社の業績アップのコツです。

全社目標をそのまま部門目標に降ろすのではなく、
目標を達成するための方法論を考えて、業務改革の設計図を描いてみてください。